BELSとは (Building-Housing Energy-effciency Labeing-Housing System)
BELS (ベルス)とは、2015 年に制定された「建築物エネルギー消費性能の向上に関する法律(建築物省エネ法)」に基づいた建築物の省エネルギー性能を証明する制度です。
新築住宅だけでなく、既存住宅や非住宅にも適用可能な制度となっています。
新築の場合、省エネ性能は星の数でされるので、大変分かりやすい評価書となります。

一般社団法人 住宅性能評価・表示協会 2024年
4月以降のBELS(第三者評価)制度(PDF ダウンロード )より抜粋
周設計では、上記評価書を取得するための申請を行います。
御社の仕様にて外皮性能もしくは一次エネルギー消費量を算出し、省エネ性能の相談から 申請書作成までをサポート致します。
外皮性能とは
外皮性能とは、外皮平均熱貫流率と冷房期の平均日射熱取得率で評価します。
外皮性能平均熱貫流率は UA 値と呼ばれ、値が小さいほど省エネ性能が高いとされます。
冷房期の平均日射熱取得率は ηAC 値と呼ばれ、値が小さいほど冷房効率が高いとされます。
●外皮平均熱貫流率
※値が小さいほど省エネ性能が高い
●冷房期の平均日射熱取得率
※値が小さいほど冷房効率が高い
外皮計算について
外皮計算には、仕様による計算方法と、詳細な計算方法の2通りの計算方法があります。
仕様による計算方法では、省エネ基準適否チェックリストを使用し計算します。
詳細な計算方法では、外皮性能を計算します。
仕様による計算方法(仕様基準)
省エネ基準適否チェックリストを用いて省エネ性能を検討します。
建築地によって決められた数値を断熱材等の仕様がクリアするかどうかを見るだけですので、簡易的な検討方法となります。
ですが、断熱材の厚み等が過剰となる場合も多いため、弊社では推奨できません。
外皮性能の計算(詳細計算)
建物一つ一つの屋根や外壁等を部分ごとに省エネ数値を算出します。
サッシや床下の基礎断熱の位置・厚み等も計算します。
それらを総合的に検討・計算し、建物毎に、省エネの数値が確定します。
詳細計算と呼ばれ、高度な計算が必要となりますが、弊社では、こちらの詳細計算方法を推奨しております。
外皮計算に必要な書類
仕様による計算方法(仕様基準)
- 「案内図・求積図・配置図・平面図・立面図・矩計図」のCADデータ(※1)
- 「サッシ・勝手口・玄関戸」の商品名+断熱仕様+中空層 or ガス厚
- 「屋根・天井・外壁・その他の床・外気床・土間基礎(外気側・床下側)」の断熱材の商品名+厚み 外壁の耐力壁の商品名+厚み
外皮性能の計算(詳細基準)
- 「案内図・求積図・配置図・平面図・立面図・矩計図」の CADデータ(※1)
- 「サッシ・勝手口・玄関戸」の商品名+断熱仕様+中空層 or ガス厚
- 「屋根・天井・外壁・その他の床・外気床・土間基礎(外気側・床下側)」の断熱材の商品名+厚み
- 外壁の耐力壁の商品名+厚み、通気層の厚み、床の構造用合板の厚みなど(矩計図にて判断)

アーキトレンドデータをいただけると計算がスムーズです。
一次エネルギー消費量とは
暖冷房 + 換気 + 照明 + 給湯 + その他家電のエネルギー消費量の総和から、エネルギー利用効率化設備によるエネルギー削減量を差し引いたものとなります。
一次エネルギー消費量計算について
一次エネルギー消費量計算も、計算は2通りあります。
仕様による計算方法(仕様基準)と、WEBによる算定プログラムを用いる方法(Web計算)があります。
選択できる設備機器が圧倒的に多いのがWeb計算方法です。
仕様基準は限られた設備機器となってしまうため、こちらも弊社では、Web計算方法を推奨しております。
一次エネルギー消費量計算に必要な書類
- 「案内図・求積図・配置図・平面図・立面図・矩計図」の CAD データ(※1)
- 「サッシ・勝手口・玄関戸」の商品名+断熱仕様+中空層 or ガス厚
- 「屋根・天井・外壁・その他の床・外気床・土間基礎(外気側・床下側)」の断熱材の商品名+厚み
- 外壁の耐力壁の商品名+厚み、通気層の厚み、床の構造用合板の厚みなど(矩計図にて判断)
- 冷暖房の品番+設置場所、換気計算書(※2)+換気設備の品番+換気経路図、給湯器の品番+ 設置場所+配管径、台所水栓・浴室シャワー水栓・浴室手元水栓・洗面水栓の品番、断熱浴槽の商品名、照明プラン図、太陽光パネルの品番+設置枚数+合計容量+設置場所、パワコンの品番


ご不明な点は何でもお気軽にご相談ください!